仕事を続けている同世代の皆さん。
年を重ねるごとに、仕事に対する価値観や人間関係の向き合い方が変わってきたと感じませんか?
若い頃には気づかなかった仕事の本質が見えてきたり、逆に、あれほど気にしていた人間関係がどうでもよくなったり…。
病院で相談員として働く私も、まさにその一人です。
50代になり、ベテランの医師と対等に話す一方で、他部署では年下の職員が中心。
そんな環境で働くうちに、人との関わりに変化を感じるようになりました。
今回は、私が年齢を重ねて気づいた「仕事の人間関係に疲れた心を楽にするシンプルな考え方」についてお話しします。
「私ならこうするのに」を手放す2つの考え方

疲弊の原因は「他人をコントロールできる」という思い込み
病院に限った話ではありませんが、働いている中で特に感じるのは「自分がするべきこと」と「しなくてもいいこと」の線引きが、職種や人によって全く違うということです。
たとえば、私は看護師と接する機会が多いのですが、若い看護師のなかには、こちらが「確認してほしい」「報告してほしい」と思う部分を曖昧にしてしまう人がいます。
若い頃の私なら、相手を「仕事ができない人」と決めつけていたかもしれません。
実際、30代半ば頃までは「私の希望通りにしてもらわないと困る」と常に相手に求め、期待外れの対応だと不満を感じていました。
今思えば、自分のことしか見えていなかったのだと反省しています。
「相手を変えよう」と躍起になればなるほど、思い通りにいかない現実に私自身がすり減っていたのです。
結局、当時の私を苦しめていた疲労の原因は、他人を自分の理想通りに変えよう、コントロールしようとしていた自分自身にあったのだと気づきました。
ストレスが減る鍵は「相手の価値観と専門性」の尊重
しかし年を重ねて分かったのは、自分にとっては必要でも、相手にとって「しなくてもいいこと」と認識されている可能性があるということです。
看護師は「看護師の仕事」、医師は「医師の仕事」しか知らないように、それぞれの立場や専門性から見れば、「これで十分」という認識があるのかもしれません。
それはもちろん、相談員である私自身にも言えることです。
立場の違いで問題の見え方がどう変わるのか。どうすれば自分も相手も気持ちよく働けるのか。
相手の立場を想像することこそが、円滑な人間関係を築くための第一歩なのだと実感しています。
「私ならこうするのに」という思い込みを手放すだけで、心は随分と軽くなります。
「嫌われたくない」を手放すシンプルな考え方
割り切る力:他人からの評価を気にしない
一方で、年齢を重ねてから「気にしなくなったこと」もあります。
若い頃の私は、人間関係にとても神経質でした。
特に同性に対しては、言葉遣いや接し方に人一倍気を遣っていたように思います。
それは全て「良い人だと思われたい」「嫌われたくない」という自己保身だったと言えるでしょう。
業務で人に何かを頼むことが増えると、「仕事を頼んで嫌な奴だと思われたらどうしよう」と気にして、勝手にストレスを感じてしんどくなっていました。
しかし、40歳を目前にした頃から「人は人、自分は自分。どう思われても仕方ない、まぁいいか」と割り切れるようになったのです。
他人の評価という、自分ではコントロールできないものに振り回されなくなったことで、仕事の人間関係のストレスは格段に減りました。
自分軸の確立:理解してほしい相手を明確にする
この割り切りができるようになったきっかけははっきりしませんが、おそらく結婚を機に考え方が変わったのだと思います。
「自分の大切な人に理解してもらえれば十分。その他の人にどう思われるかは気にしなくてもいい」と思えるようになり、気持ちがずいぶん楽になりました。
もちろん、いくら「どうでもよい」と考えていても、仕事をする上で相手に失礼のない言動が大前提です。
社会人としての常識や責任感は忘れずに、伝えるべきことはきちんと伝える。
その上で、「独りよがり」にならないよう、自分なりの心地よい距離感を模索し続ける。
それが、今の私の仕事に対するスタンスです。
【結論】人間関係の悩みを乗り越える3つのヒント
私が年齢を重ねて大切だと気づいたのは、仕事の人間関係を楽にするための3つの「ヒント」です。
若い頃には見えなかった「仕事の真実」が、少しずつ、でも確かに見えてきました。
もし今、人間関係に疲れているなら、少しだけ視点を変えてみることで、心が楽になれるかもしれません。
皆さんは、年齢を重ねて仕事をする上で、どんな変化を感じていますか?



